「NEXTWORK LAB. vol.1『なんでもない男が彼女に振られて公務員になって起業するまで』」
去る7月14日(土)、イベントが開催されました!
平成30年7月14日(土)16:00~
ゲスト:NPO法人 高千穂アカデミー 代表 佐藤 翔平さん
『なんでもない男が彼女に振られて公務員になって起業するまで』
佐藤翔平:「働きたい人と働く」「月30万の仕事を1本より、月3万の仕事を10本」を地方で証明中の脱公務員。今はフリーランスでブロガー。27歳。/元高千穂町役場/元月間50万PVローカルメディアライター。(twitter自己紹介文より)
第一部<講演>約30分
まずは自己紹介から。
~「the 普通」からイレギュラー公務員へ~
幼少期も学生時代も「the 普通」の生活を送っていた。と佐藤さん。
一度は都会に憧れて高千穂を飛び出し、東京や大阪などで料理人を目指して働いたものの、都会の満員電車や朝から晩まで叱られる生活が辛いという「the 普通」の理由でUターン。
公務員になった理由も「彼女に振られ、見返してやりたくて」とのこと。
比較的社会的地位の高い公務員になって、振ったことを後悔させてやる。という復讐心から町役場に入った「the 普通」人間。
役場に入り、年々人口や税収が減少していく町の現状を知っていくうちに、元カノに復讐をしている場合じゃないことに気付いた佐藤さん。
・宮崎ワケモン会議主催
・地域の魅力を発信するWEBメディア「MACHI LOG」参画
・NPO法人 高千穂アカデミー 設立
普通の公務員には出来ないことにチャレンジし続けた佐藤さんは、あることに気付きます。
「このまちにはずーっと前からほったらかしにされてきた問題があって、崖っぷちに立たされている」
町が良くなるために、スピード感を持って、もっと自分に出来ることはなんだろう?と考えた佐藤さん。
「チャレンジして改善したら良い」
という答えにたどり着きます。
~そして、フリーランスへ~
公務員を辞め、フリーランスへ転身する時、周囲からの「もったいない」や、親からの反対もありましたが・・・。
- 自分がするべき仕事がしたい
- 他人のせいにしない人生を歩みたい
- 覚悟を決めたい、示したい
ことから、フリーランスの道を歩み始めます。
フリーになって4か月、
テーマ
「月30万を1本より、月3万を10本」
田舎で月30万円を稼ぐ仕事はなかなか無いけれど、小さな仕事を数こなせば、同等の報酬が得られます。
それまでに広げた人との繋がりで、小さな仕事を継続的にもらえているそう。
第二部
佐藤 翔平 氏 × 青野 雄介 氏(株式会社BRIDGE the gap 代表取締役) トークセッション
休憩時間に、参加者に佐藤氏への質問事項を書いていただき、質問を元にトークセッションをしました。
Q1.安定した仕事を辞める不安は?
A1.ありました。自信もありましたけど。貯金があったので、1年やってダメなら、就職しようと思って。あんまり考えすぎるといけません。考えすぎると辞められなかったと思います。
-いくつの時でしたか?ご家族の反応は?
27歳です。親父が公務員に誇りを持っていたので、辞めると言った時、「勘当するぞ」とまで言われました。メディアに出たりするし、貯金もあるし、ダメなら就職するから。って、説得?しました。
母は、「嫁さんをちゃんと食べさせてあげなよ?」くらいで。
嫁も「辞めてどうするの!」って感じでしたが、月3万円を10本の話とかすると、納得してましたね(笑)
Q2.正直、やっていけてますか?
A2.仕事を探すのって大変(笑)
やっぱり、人と会いまくることが大事です。宮崎は狭いので、友達の友達は友達だったりで、人脈が広がりました。仕事は今までに、30~100万円くらいのクラウドファンディングを5本くらい起案したり、イベントのフライヤー作ったり。
Q3.持っているスキルから仕事を考える?それとも仕事があるからスキルを身につける?
A3.僕はスキルは無かったです。やってみたいことをやってみる。ブログメディアを書くとか、自分の個性・色を出して、人と違うことをやる。差別化するというところからスキルにつながったと思います。
Q4.役立った経験や協力してくれた人は?
A4.公務員をやっていた時の人脈は役に立ってます。手伝ってくれる人は、共感してくれる人。遠くにいる共感してくれる人が助けてくれることが多いです。
Q5.自分の思いは日頃から口にしていますか?
A5.あんまり普段は言わない…かな。宮崎の人間なので、飲ん方の時に熱く語ったり(笑)
Q6.働き方でモデルにしている企業や人は?
A6.マインド的には、DMM.com。色んなことをやってますからね。初めはレンタルビデオ屋だったんですよ。あとは、堀江貴文さんとか・・・。
Q7.これからの展望・事業の展開をどう考えていますか?例えば3万円の仕事はその都度?先を見据えて?
A7.見切り発車です(笑)何かがダメになっても、他がある。というのは続けていきたいですね。今は、ゲストハウスを考えています。
Q8.マイナス思考な人や、モチベーションが低い人との接し方はどうしてますか?
A8.真に受けると消耗するし、僕は気にしぃなので、そんな人とは一切喋りません。
そいつを変えるより、自分を変えた方が早いと思ってます。それに、言われるとちょっとムカつくし(笑)
Q9.宮崎ワケモン会議について
A9.人脈が生きています。Facebookのメッセンジャーで個別に「〇〇な人を紹介してください」と送りまくりました。Facebookの招待ボタンでなく。食べる通信もです。直接、思いをぶつけまくりました。
Q10.食べる通信について
A10.食べる通信は、年4回。1回3,500円。高千穂郷は、コアな普遍的でない農業をしているんです。小林は、生産性の高い農業。高千穂は平地でなかったり、効率の悪い農業をしているんです。ターゲットは夜神楽に興味がある人。あとは、出身者。
年4回というのは、食べる通信のルールが、年4回以上送ること。価格は、他も大体3,500~4,000円という価格帯なので。
Q11.TENOSSEへのアドバイスは?
A11.この質問が一番嫌だな~と思っていたんですよ(笑)
高千穂にもTENOSSEの1/3くらいのスペースのものがあるんですけど。イベントをして、何か楽しそうにしていれば、人は集まりますね。アフターファイブで使える場所とかにすれば良いんじゃないですか?
あとは…学生と一緒に色々行うとか。
そんな感じですかね(苦笑)